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  • 2013.05.07 Tuesday

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    5月の子どもの日の文庫

    • 2013.05.07 Tuesday
    • 18:12
     りんご文庫 5月5日 R家にて 11時より

    5月のりんご文庫は、5日の子どもの日に行われました。当初の予定はヴィラ・パンフィーリ公園でのピクニック文庫でしたが、ローマは朝からあいにくの雨模様。急遽、R家にておうち文庫となりました。欠席のお友達は、一人のみ。合計4家族が集まり、6名の元気な子どもたちと共に賑やかな会となりました。

    開始時間は11時。悪天候の為、何人かのお友達が遅れて到着します。でも、子どもたちにとっては、この待ち時間も嬉しい遊びの時間。早速、男の子たちはサッカーゲームを取り出して、皆で夢中になって遊び始めました。全員がそろったところで、今日の係りのくじ引きをして、それから輪になって、皆で<いるかの詩>と<でんでらりゅうば>をジェスチャー付きで歌いました。

    Tくんが誇らしげにお話のろうそくの火を灯してくれた後、Aさんより春の俳句の紹介がありました。春は種を植えるのに適した季節です。この時期には(日本では)お花見などが盛んですが、その桜のお花だって、いつの日か誰かが植えてくれたもの、そんな思いを胸に<耕すこと>を詠った一句を選びました。子どもたちの心も同じようにたくさん栄養を受けて、豊かに耕されてほしい!という願いも込めて。



    耕せば うごき憩えば 静かな土 中村草田男> 耕すと土は生き物のようにむっくりと動く。手を止めて休むと、土もまた、静かに深く呼吸をしている。皆でリズムを合わせて、大きな声で一緒に暗唱をしました。短い文に季語を入れて、感情表現ができる<俳句>は素晴らしい。洗練された和の文化の伝統をしみじみ実感しています。

    さて、子どもの日にちなんで嬉しいサプライズもありました。Eさんの読み聞かせの前に、Mさんが美しい音を奏でるライヤーを演奏してく下さったのです。皆で<せいくらべ>と<こいのぼり>をライヤーの優しい音に合わせて歌いました。大きな鯉のぼりが懐かしいのは私たち母親だけですが、(中にはまだ鯉のぼりを知らない)子どもたちも一生懸命に歌いました。



    雨の日の文庫は子どもたちの心がざわつくのを感じますが、Mさんがライヤーを弾いて下さったおかげで?皆の心が一つにまとまり、落ち着きを取り戻しました。いつも以上にハイパーになっていた男の子たちも次第に静かになって、いつしか聞こえるのはライヤーの美しい音色の響きと外の雨の音だけに。

    そして、今日の一冊目の本に入ります。Eさんによる<ふしぎなたけのこ>(松野 正子、 瀬川 康男作)ぐんぐん伸びていく竹の子がテーマのお話です。子どもたちは話に夢中でどんどん絵本へ体を寄せて、前のめりな姿勢で聞いていました。自然の恵みに対する感謝と愛情が、民話風に楽しく穏やかに描かれていて、特に村人たちが心を一つにして一生懸命にたろを助けようとする場面は感動的でした。



    お次はMさんによる<イタリアの昔話>(剣持 弘子、 平田 美恵作)から<先に怒った者が負け。>子どもたちはイタリアで生活をしていますから、日本語でイタリアのお話を聞くのは嬉しいようです。途中で何度も笑いがこぼれました。えーどうして?というような展開もあり、ずる賢い主人を知恵で負かした末息子の活躍に夢中になりました。イタリアらしいユニークで明るい物語です。

    二冊ほど本を読んだ辺りで、時計の針は午後13時。子どもたちがお腹をすかせている様子なので、お昼の時間です。頂きまーす!と皆で手を合わせた後は、お弁当を広げて、パスタやおにぎりをそれぞれ黙々と食べています。でも、子ども心は遊びたい一心で、食べ終わった順にそそくさとリビングへ戻っていきました。Nちゃんは今日の俳句を描く(書く)作業を始めていました。



    男の子たちはサッカーゲームに夢中なのですが、面白いこともありました。皆、サッカーには感情がこもるようで、実践中継となると突然、仲間の会話が自然にイタリア語へ変ります。普段はこのメンバーで日本語で遊んでいますが、サッカーとなると突然、イタリア語の表現の方が感情を入れやすいのでしょう。

    子どもの日の習慣として、<せいくらべ>の歌を歌いましたから、子どもたちの背の高さも測りました。中には131センチ、132センチ、133センチとまるで団子三兄弟のように並ぶ男の子たちもいて、Mさんが小さな折り紙にきれいな虹色の色鉛筆で、それぞれの身長と今日の日付けを書いて下さいました。

    大人もそんな育ち盛りの子どもたちのエネルギーをゆっくりと見守り、傍で美味しいお食事を頂きました。いつもながらに有意義な時間でした。さて、この辺りから空が晴れてきました。太陽が顔を見せてくれた時、子どもたちの考えたことはただ一つ。お外へ行きたーい!そこで、お外時間をたっぷり設けました。皆で階段でグリコのゲームや縄跳び、サッカーなど思いっきり体を動かして遊ぶために。

    この時点でEさんご家族は帰宅されましたが、一時間のお外遊びの後、残りのメンバーは再びR家へ戻り、お楽しみのおやつ時間としました。皆、Eさんの差し入れの<どら焼き>を美味しそうにペロッと平らげます。ベルギーお土産のチョコレートやミラノお土産のフルーツゼリー、クッキー、お菓子も盛りだくさん。子どもたちが遊んでいる間に、大人もコーヒータイムをとる余裕もありました。



    おうち文庫は温かくて、リラックスできて、大人にとっても憩いの場です。この夏に文庫のメンバーの三家族がローマを離れることになり、皆でこうやって集まれるのもあと一回のみ。そう思うと尚更、熱い思いがこみ上げて来ます。子どもの喜ばしい成長を通じて、私たち大人も豊かになったと思います。

    最後に、今日の文庫の締めくくりとして恒例の<小さな世界>を皆で輪になってジェスチャー付きで歌いました。世界の何処へ行っても、文庫での楽しかった思い出は、(ローマに残るお友達にも)子どもたちの中でずっと生き続けるでしょう。今日もたくさんの素敵な本に出会い、母子共に満たされた思いをたくさん抱えて、家路に着きました。

    A.W 記

    3月のりんご文庫

    • 2013.04.08 Monday
    • 21:44
     

    第27回りんご文庫   3月24日(日)  

     

    O家  5家族 子供7人

     

    3月のローマは、とても天気が不安定。数日前まで雨だったローマの空も、文庫の日には少し太陽が顔を出しました。


     

    冬の間、なかなか全員で集まることができませんでしたが、今回は全員集合することができました!久々にみんなで集まって、子供たちも大喜びです。

     

    出席カードにスタンプを押して、まずは本の返却。子供たちが順番に借りていた本を持ってきてくれます。


    返却本のチェックをしながら、どのお話が面白かったかなど感想を聞いてみると、
    子供たちはどの本が面白かったか話してくれます。そして、本を返した子供たちはもう次回借りる本まで選んで持ってきます。その様子を見ながら子供たちの成長を感じました。

     

    そして、いつものようにくじ引きで担当決め。このくじ引き、ろうそく担当が一番人気です。


     

    はしゃぐ子供たちが少し落ち着いたころあいを見て、ろうそくに火を灯してお話の始まりです。


    まずは、輪になって「いるか」の暗唱。子供たちもすっかり覚えてしまったので、二つのグループに分かれて、一行ずつ暗唱してみましたが、息もあってなかなか良い感じでした。

     

    次は俳句。Aさんが春にちなんでの一句を選んでくださいました。


    「ちるさくら 海あおければ 海へちる」 高屋窓秋

    −桜が散っている。海が真っ青なので、桜はその真っ青な海へ散っている。−まっさおな海の青と桜の薄い桃色の美しいコントラストが目に浮かぶようです。高学年の子供になるとこういった情景も想像できる様子でした。


     


    読み聞かせのほうは、
    「ふたりはともだち」アーノルド・ローベル作 三木卓 卓 訳  より<はるがきた>春が来たことをかえるくんが、がまくんに伝えに来るお話。かえるくんがカレンダーを破っていくところではみんなが笑ってしまいます。二匹の掛け合いは、いつも愉快で、子供たちも大好きなシリーズです。



     

    「ねぇ、どれがいい?」 ジョン・バーニンガム 作  まつかわまゆみ 訳 このお話は読む予定ではなかったのですが、読むことにして大正解でした!


    題名のままの問いかけに、それぞれの見開きページに3,4つの選択肢が素敵な絵と一緒に描かれています。子供も大人も一緒になって、「あれがいい!」「こっちのほうが楽しそう!」「これは絶対にいやー!」などと話しながらとても盛り上がりました。

     

    天からふってきたお金  アリス・ケルジー 作  岡村和子 訳 より 3つの金曜日/トルコのお話。主人公のホジャが毎週、金曜日にイスラム教の講話で何を話したらいいのか困り、あの手この手で逃げ切るのですが、「なるほど!」と思わず顔がほころぶ面白いお話でした。子供がちにはまだ、あまり馴染みのないイスラム教ですが、説明をいれると「それ、見たことある!」などと興味深そうに返事をしていました。

    こうして、本を通して他の国の文化などに楽しみながら触れられるのは素敵なことだと思います。

     

    本読みが終わるとお昼の時間。子供たちは手際よくテーブルをセッティングしてくれました。子供たち、大人たちのテーブルに分かれて、それぞれ談笑しながらの楽しく食事。。



    男の子たちは、あっという間にお昼をすませ、遊ぶことに夢中。女の子たちは、先程読んでもらった俳句をノートに書き写し、絵もとても上手に描いていました。



    そんな中、子供たちが交代でおやつの時間を聞きに来たのには、大人みんなで笑ってしまいました。おやつにはまだ少し早いからと、ここでなぞなぞの時間に−。


    今回は、
    TくんとKくんが兄弟でなぞなぞを出してくれました。

    最初、なぞなぞ自体を知らなかった子供たちも今では慣れてきて、中には難しい問題もお手のものといった感じで答えてしまう子もいたのには感心してしまいました。

     



    楽しく美味しいおやつの時間の後は、まだまだエネルギーの余っている子供たちと一緒に
    近くの公園へ行くことに。男の子たちはサッカーや木登りで思いっきり体を動かし、女の子たちはお花摘みをして、その花ですてきなネックレスや冠を作って、それぞれに外での時間を満喫したようでした。

     



    外から戻ってからも、みんな名残惜しそうでしたが、最後に「小さな世界」を歌って、その日の文庫は、お開きとなりました。

     

    E.K 記

    2月のりんご文庫

    • 2013.04.08 Monday
    • 21:33
     

    224日 (日曜日)りんご文庫 

    本日は、二人の子どもがお休みのため、 4家族 子ども5人の参加となりました。

    E君が、アイロンビーズ、粘土などを用意して全員が集まるのを待ちました。 初めて自宅が会場となったことがうれしくて、朝から興奮気味の様子だったそうです。





    全員がそろったところで、 借りていた本を返し、スタンプを押し、 本日の当番のくじをひきます。

    自分の係に喜んだり、ふてくされたり、自分たちにも役割があることをだんだん認識してきた様子です。

    まず最初は、いるかいるかのわらべうたの暗唱。 みんなだいぶ暗気できてきました。

    ろうそく係、T君によりろうそくに火がともされます。

    まず、 本日の俳句の紹介から。

    「春近し寒いの中に日の匂う」 野田別天楼

    この日も、寒さが厳しい日でしたが、 こうした寒い冬の日の中でも、春の兆しを感じることができると説明すると、ミモザや梅の花が咲き始めているなどと話し合いました。




    本日の本は、前回節分に行うはずった文庫で読む予定だった、

    「泣いたあかおに」(はまだひろすけ いけだたつお 偕成社) です。

    人間と仲良くしたい赤おにが、友人の青おにの協力によって人間と仲良くなれるのですが、 悪役となった青おにが、ひっそり姿を消したことを知った赤おには涙を流して悲しんだ。というお話ですが、悲しい結末に子どもたちは、しーんと静まり返りました。

    挿絵をみて「おに、裸だよ」と、「鬼」にあまりなじみがないイタリア育ちの子どもたちに鬼の様相は印象的だったようです。

    その後は、 鬼にちなんだことわざを二つ紹介をしました。




    「おにの目にもなみだ」と「おにに金棒」

    いろはかるたなどで、 聞き覚えのあることわざですが、意味は知らない子どもが多かったようでした。 「お母さんが泣いたときに使わないでね。」というお母さんからの発言に笑いが起こりました。

    2冊目の読み聞かせは、「メアリー・ポピンズ」 (トラバース作、前田三恵 文 集英社)。 

    魔法を使って子どもたちを楽しませたり、反省させたりするのに、 なぜかつんとすましているメアリーポピンズの様子にくすくす笑いが漏れました。

     本を読み終わる頃には、 子どもたちはお腹をすかし始め、本の貸し出しをして、 昼食の準備をはじめました。お腹がすいているため、 昼食準備係の子どももてきぱき手伝います。

    昼食の後に、最初に作りかけのアイロンビーズを完成させると、男のたちはしばし自由あそび、 女の子たちは、ノートに俳句や絵を描いて過ごします。その後、再び集まって、 ゲームを皆でしました。

    最初は伝言ゲーム。 簡単な一文も3人すぎると、どこか違った文になってしまっていました。 その後は、 名指しゲーム。 リズムに合わせて、 自分の名前と友だちの名前を言うゲームです。 最初は自分の名前で、 慣れてきたら 動物の名前、 食べ物の名前などいろいろな名前で挑戦しました。

     

    ゲームが終わると、おやつの時間。パクパクとあっという間におやつを食べ終わると

    子どもたちは再び遊びはじめました。最後に、「ちいさな世界」を歌ってこの日のりんご文庫は終了しました。 

    記 M.O

     

     

     

    一月の文庫の日

    • 2013.01.23 Wednesday
    • 02:03

     

    りんご文庫の日

    2013年1月20日(日)10時30分より Sさん宅にて

    出席家族3、子ども5人

     

    新しい年を迎えてはじめてのりんご文庫の会は、またもや雨の中、Sさん宅にて開催されました。久しぶりに顔を合わせ、口々に新年のあいさつを交わします。少々遅れても、「あけましておめでとうございます」などどいう機会がローマでは多くありませんので、これも貴重な体験です。

    巷では、雪が噂された数日間でしたので、寒さを予想して防寒対策をばっちりして表へ出ますと、予想を裏切り摂氏14度の穏やかな気温でした。雨のためか、集合が遅れましたが、その間、お互いの冬休みの旅行の報告等をして過ごしました。




    本の返却やはんこ押しなどを済ませた後、あみだくじで子ども達の今日の係分担をきめました。

    「いるか」の暗唱で会を開きましたが、久しぶりでつっかえ気味でしたので、再度確認の意味で、本棚よりこどもあそびうた」(谷川俊太郎/瀬川康男、福音館書店)をひっぱりだし、皆で確認しながら唱えました。

    ろうそくに火が灯され、冬の俳句を鑑賞しました。初雪や 水仙の葉の たわむまで  松尾芭蕉

     

    続いては、おめでたい七福神の絵本「どんぶら どんぶら 七福神」(みき つきみ/柳原良平、こぐま社)で、7人の福の神様を覚えました。昔の人々は、大晦日の晩に、宝船にのった七福神の絵を枕の下に入れて、いい初夢が見られるよう祈ったのだとか。ページをめくるたびに現れるひょうきんな表情の神様に、笑いがこぼれます。

    途中、大黒天の横に書かれた米俵に何が入っているかな?と質問したところ、「お芋かな?」という答え。確かに、子ども達も大人の私達でさえも米俵を目で見る機会がありませんものね。神様の耳が大きい事に気がついた子ども達、どの神様の耳が一番大きいのかくらべようとする子や、布袋さんの真似をして、腹鼓でいい音を聞かせてくれたりする子もありました。

    絵と文のバランスを考えると、普段読んでいる絵本よりずっとやさしい内容なのですが、絵本を楽しむには年齢は関係ないのだと確認させてくれる体験でした。



    続いては、
    aさんからスラブ民話十二の月たち」(ホジェナ・ニェムツォヴァー/出久根偕成社)を読んでいただきました。寒い冬の中、継母が心も姿も美しいマルシュカにすみれの花を持って来るよう、難題を押し付け、家の外へ押し出しました。

    望みもなく山の頂上へ着くと、12人の月の精たちが火を囲んでおり、マルシュカが山へやってきた訳を話すと春の月の精がつえを高く持ち上げる。とするとあたり一体の雪が溶け始め、すみれの花でいっぱいの春になる。マルシュカは喜び、すみれの花束を持ち帰る。次々と継母から難題を出されるが、12の月の精がその度に彼女を助ける。土の匂いのするような力強くあたたかいイラストが魅力的な絵本でした。





    最後に、
    eさんが「子どもに語るグリムの昔話4」より「金の毛が3本ある悪魔」を読んで下さいました。ある貧しい家に福の皮をかぶって生まれた男の子があり、この子は14歳のときに王様のおひめさまを嫁にもらうという予言があった。これを知った王は、あらゆる計略を謀り、これを防ごうとするが、福のついている男の子は不思議な運で王様の留守の間におひめさまと結婚することになる。

    これを知った王様はこの男に、悪魔の三本の金の髪の毛を持ち帰るよういいわたす。出向くと、ここで不思議なおばあさんが男を手助けし、無事金の髪の毛を持ち帰る。王は、欲から自分も金をとりに行こうと出かけるが、これまでの罪の罰か、船の渡し守となって川の岸を行ったり来たりするはめになり物語は終わり。

    とてもスケールの大きな話で、子ども達も静かに聞き入っていました。こ
    れとほとんど似た話をイタロ・カルビーノ再話によるイタリアの昔話として学校の授業の中で聞いたよ、と教えてくれました。ノルウェーとアイルランドにそっくりの昔話がみられることもあり、ヨーロッパ中、お話も人と一緒に旅をしながら語り継がれて来たのですね。

    本の貸し出しをした後、皆でテーブルを囲み、お昼ご飯を食べました。

    自由時間で思い切り遊んでいた子ども達に「なぞなぞしよう!」と声をかけると、一気に子ども達が集まって来ました。Gくんとお母さんのaさんから、次々問題を出してもらいます。みんなの好みは、面白いだじゃれの絡んだ問題のようです。




    続いて、書き初めをしました。硯で墨をするのは、初めての子ども達、力を入れて一生懸命手を動かしていました。書道の得意なお母さんにお手本を書いていただき、それぞれ思い思いの言葉を半紙に書きました。



    子ども達の選んだ言葉は、雪」「白」「新年」「新春」。一人一人、その子どもらしさがよく出た力作ばかり。どれも素敵に書き上がりました。

    お腹が空いてきたところで、おやつを頂きました。1月に誕生日を迎える子どもが二人いるということで、特別に抹茶のケーキを焼いてくださったお母さんがあり、あっという間に子ども達のお腹に納まりました。

    そのあと、子ども達は、俳句ノートに俳句を書いたり、おりがみをしたり、銘々好きなことをした後、解散となりました。

    R.M 記
     

     

     

           

    クリスマス文庫の日

    • 2012.12.13 Thursday
    • 06:33
     
    クリスマス文庫 2012年12月9日 M家にて

    待ちに待ったクリスマス文庫は、12月9日(日)の朝10時半にM家にて行われました。この週末、ローマの気温はぐんと下がり、とても寒かったにもかかわらず、約束の時間になるとピンポーンと元気のよいドアベルがなりました。頬っぺたをりんご色に染めた子どもたちが嬉しそうに本を抱えて、集まってきます。この日はMちゃん以外、4家族6人のメンバーがそろいました。



    イタリアでは12月8日の受胎告知(天使ガブリエルがマリアにイエスを授かったことを知らせる日)の日にクリスマスツリーやプレセペ(聖家族の舞台)を飾る習慣があります。子どもたちはお互いに挨拶を済ませた後、珍しそうにプレセペを眺め、ツリーや飾りを見ながらこのシーズンならではの喜びと期待に目を輝かせています。



    まず、本の返却から。返却係のEさんが一人ひとりの子どもに丁寧に対応します。この本はどうだった?どっちが面白かった?この続きもあるからね、今度はこの本を読んでみたらどうかな、と。このようにりんご文庫では大人と子どもと絵本の間のコミュニケーションを大事にしています。借りていた本を5冊ほど大切に抱え、自分の順番を待つ子どもたちの姿が愛しく感じます。



    本の返却が終わった子どもは今度はEZさんのサポートを受けて、今日の係りのくじ引きを引きます。折り紙で用意された小さな紙にろうそくをつける、消す、おやつの準備、お昼の準備、とそれぞれの子どもの役割が書かれており、ああ、またおやつの係りになっちゃた!やった!またろうそくに火を灯す係りだ!ろうそくの火、消してみたい!と笑いが響きます。



    ここから皆で輪になり、<いるかの詩>(谷川俊太郎 作)を暗唱しました。三回目ともなればもうだいぶ覚えています。途中、スピードを上げる子どもも何人かいて、大人こそついていくのが必死な場面もありました。その後、ろうそくをつける係りの子どもがお話のろうそくに火を灯します。一番人気のあるこの係りを引いたDくんは誇らしげです。

    おはなしのろうそくに火がついたところで、冬の俳句を紹介しました。雪片を 星が降らしぬ クリスマス 相馬遷子 
    クリスマスや雪片が季語の俳句はこの季節にぴったりと優しく寄り添ってくれます。子どもたちは今年の二月にローマの寒波で雪を体験していたので、その時のことを思い出したようです。ひらひら、雪。あれは星が降らしてくれるのだ、クリスマスのプレゼントに。まさしく聖夜らしいなんとも美しい一句です。

    一冊目の本はMさんによる<聖なる夜>からの抜粋(ラーゲルレーヴ作/イシガ オサム訳 「キリスト伝説集」(岩波文庫)より)でした。子どもたちには聞き慣れない言葉もあったかもしれませんが、クリスマスの本質を伝える素晴らしい本です。おばあさんが孫に最後に伝える言葉は、私たち大人の心にも深く刻まれます。願わくば子どもたちが大人になったときも、永遠に語り継がれていって欲しいです。



    二冊目は<あすはたのしいクリスマス>(クレメント・ムーア文 トミーデパオラ作 かなせきひさお訳 ほるぷ出版)です。歯切れのいい日本語とお茶目なサンタさんの姿に子どもたちが引き込まれていくのがわかります。トナカイの名前を全部読むページでは、子どもたちの目が真剣そのものでまるで自分のところへ来るのを待っているかのように見えました。トミーデパオラの絵も素晴らしく、愛嬌があります。

    三冊目はグリム童話から、<こびとのくつや>(バーナデット絵 ささきたずこ訳 西村書店)を読みました。バーナデット作の絵が柔らかく、小さなところまで丁寧に描かれています。初めに小人が登場するページでは、前に座っていたGくんがすかさず机の上に現れた小人を指差して微笑みました。バーナデットの絵とグリム童話のものがたりの持つ力に魅せられて、そのまま絵本の中に溶け込んでしまいそう、と読みながら感じました。

    絵本を読み終えたら、時計はお昼の12時。今日の俳句を(自由意志で)書き写し始めたEくんとNちゃん。がんばって平仮名や漢字をきれいにノートに写しました。男の子たちは一足先に子ども部屋へ行って遊び始め、その間にお昼の係りの子ども二人がお食事の準備を手伝ってくれました。ここで俳句を終えていない子どもはおうちで時間のあるときに書けるように配慮しています。

    時刻は12時半、子どもたちはお腹をすかせてきました。皆で持ち寄ったお弁当をいただきますの合図と共に美味しく頂き、中にはお弁当の後にママ、まだお腹がすいた!とM家のパスタを軽く平らげる子どももいました。月に一回のペースの文庫ですが、子どもたちの成長は会う度に目を見張るものがあります。


    大人が温かいお茶を手に会話を弾ませているとき、子どもたちはサッカーゲームやホッケーに夢中でした。文庫の楽しみはこうやって仲間と語り合い、(日本語で)遊べることなのです。今日は女の子が一人だったため、Nちゃんはママたちの間に座り、折り紙をしました。絵本、遊び、創作やおやつの時間は大人も子どもも楽しみにしているひと時です。



    遊びも一段落した頃、クリスマスにちなんで皆でサンタクロースの折り紙をしました。出来上がったらそれぞれに顔を描いてユニークなサンタさんがツリーの下に並びました。その後、Mさんを中心に皆で星型のランタン作りをしました。白い画用紙に蜜蝋クレヨンで思いのままに色をつけ、丁寧に折っていきます。はさみでちょきちょき、色を混ぜて、形を整えて、素敵なランタンが出来ました!



    ランタンに火を灯し、うわーきれい!と感動を分かち合ったところで電気を消して、幻想的なランタンのろうそくの明かりを囲んで皆でクリスマスキャロルを歌いました。きよしこのよる、ジングルベル、ひいらぎかざろう、あらののはてに、もみのき、と気持ちを込めて歌います。日本語でこうやってキャロルを歌う機会を持てたことを嬉しく思います。

    歌が終わるとこの日、ホストだったM家のGくんから文庫のメンバーへサプライズの贈り物があり、Gくんがずっと練習していたジブリの曲<人生のメリーゴーランド>をピアノで演奏してくれました。子どもたちはピアノの周りを取り囲み、驚きを隠せないよう。クリスマスだから皆のために自分が弾ける曲をプレゼントしたい!という子どもの純粋な心に胸を打たれます。



    続いて、なぞなぞ係りのDくんがなぞなぞの難問を披露してくれました。この日のためにDくんもたくさんの本の中から(皆が喜びそうなものを)選んできてくれたのです。わかった人は手を挙げて、ピンポーン、当たり!と大喜び。でも、はずれー!と間違えるたびに皆で大笑い。なぞなぞは言葉遊びの中でも高度な文化を感じさせてくれて、とてもよい刺激を与えてくれます。



    その後、おやつのパンドーロ(金のパンという名のイタリア伝統のクリスマスケーキ)やクッキーなどが食卓を飾り、再び温かいお茶を頂きました。最後にこの日のためにママたちが用意をしたプレゼント(お手製のクッキーやオーナメント、マフィンや飴など)を子どもたちに手渡し、もう一度皆で輪になって<小さな世界>を歌い、クリスマス文庫を終えました。

    一年の最後の文庫は豊かで幸せな時間でした。それぞれ満たされた思いで家路に着いたこと、間違いありません。この場を借りて、普段からりんご文庫を支え、励まし、温かく見守ってくださっている日本のICBAの皆様、いつもこのレポートを読んでくださっている方々、そして共に歩んでいるメンバー一人ひとりに心より感謝を捧げたいと思います。素敵なクリスマスを! 

    記 A.W

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